第20回ウインタ−カンファレンス開催にあたって 

 ウインターカンファレンスは、1985年に第1回が開催され、今日に至っています。カンファレンス発足のきっかけとなったのは、今田 寛先生(関西学院大学名誉教授)が、前年に米国コロラド州のWinter Parkで開催された第2回Winter Conference on Animal Learningに参加され、寝、食、遊を共にする中で、深夜にまで及んで自由に白熱した討論を行うという深い知的交流を体験され、日本でも同様の試みが必要であると実感されたことです。そこで,今田先生が自ら大会委員長を引き受けられて、第1回ウインタ−カンファレンスは岩岳でスタートしました。

 第1回のウインタ−カンファレンスでは、第1日は、茨木俊夫先生(埼玉大学)の「認知的行動療法の動向」、久野 能弘先生(兵庫医科大学)の「イヌは話せるか?」、第2日は、今田 寛先生の「認知論の明日を問う」の話題が提供され、第3日は、参加者による「総合討論」が行われています。

 第1回から数えて20年、2004年3月の本大会で第20回となります。節目となる今回の大会では、「行動科学の現在を俯瞰し、そのあるべき姿を模索する」ために、「一般個人発表」の他に、「スピ−カ−ズコ−ナ−」、「シンポジウム(行動科学の前線から)」、「ミッドナイトレクチャ−(招待講演)」を企画しました。会員の皆さんはもちろんのこと、学部生から専門家まで、どなたにとっても有益な内容となっています。多数のご参加を心よりお待ちしております(非会員の方々や学部生にもご案内ください)。

 参考までに、最近の大会の概略(回数、開催年、場所、主要テーマ)を載せておきます。

第12回(1996) ニセコ     「災害と行動科学」

                 「Current Topics in Contemporary Psychology」

第13回(1997) 白馬八方    「行動における潜在性・顕在性」

                 「学習と脳」

第14回(1998) 蔵王温泉    「紛争解決の社会心理学」

                 「心理療法における身体と行為(アクション)」

第15回(1999) 立命館大学   「基礎からみた応用/応用からみた基礎」

第16回(2000) 栂池高原    「発達と臨床から行動を考える」

                 「ミレニアム講演」

第17回(2001) 栂池高原    「<信じる>と<疑う>の心理学」

                 「説明するとは何か:行動が先か心が先か」

第18回(2002) ルスツリゾ−ト 「不登校を考える」

                 「クロニンジャ−の気質理論と条件付け学習」

第19回(2003) 妙高高原    「学習・記憶についての発達からのアプロ−チ」

                 「一般口頭発表」

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