S2-2:

供述心理学における介入的フィールドリサーチの試み

高木 光太郎(東京学芸大学、東京供述心理学研究会)

Abstract
供述の信用性鑑定は刑事裁判の意志決定プロセスに鑑定というかたちで実際的に関与することをめざす介入的フィールドリサーチである。こうした研究・実践においては、分析の成果を専門領域外の人々に説得的に提示するため対話的な努力が必要とされる。これは単なる「翻訳の工夫」にとどまらず、分析の背景にある理論、方法論のラディカルな再構築にも結びつく構築的な作業にならざるを得ない。本報告では、生態学的記憶研究、会話分析の手法を用いて供述の信用性鑑定を行ってきたわれわれの研究・実践を事例として紹介しながら、こうした対話的な理論、方法論の構築過程について議論したい。

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