S1-2:
ADHDとノルアドレナリン神経系
桑波田 卓(久留米大学大学院医学研究科)
Abstract
注意欠陥多動性障害(AD/HD)は注意力障害、多動、衝動性を特徴とした発達障害である。その原因についてはこれまでの基礎・臨床研究から中枢でのドーパミン及びノルアドレナリン神経系の機能障害である可能性が示唆されているが、いまだ解明されていない。一方、臨床的にはAD/HDの症状改善薬としてほとんどの場合中枢神経刺激薬であるメチルフェニデート(MPH)が処方されている。また、三環系抗うつ剤やα2受容体作動薬、また海外では選択的ノルアドレナリン再取込み阻害剤が症状改善薬として選択されている。そこで本研究では中枢神経におけるノルアドレナリン神経の主座である青斑核(locus
coeruleus:LC)に対するAD/HD作用改善薬の作用について細胞内微小電極法およびwhole cell patch
clamp法を用いて電気生理学的に記録し、AD/HDとノルアドレナリン神経の関連性について検討した。
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