OP1-1:

人間の嗜癖行動としての病的賭博 −修正SOGSの有用性の検討−

木戸 盛年(関西学院大学大学院文学研究科)

Abstract

近年、アルコール依存、タバコ依存のみならず、ワーカホリック、インターネット依存、ギャンブル依存、買い物依存など、嗜癖の対象となるものが多くなり、嗜癖の概念が拡大してきている。そのなかで行動プロセス嗜癖がクローズアップされていて、病的賭博はこれに分類される。アメリカでは、ギャンブルが自由化され、ギャンブルがより手軽に出来ることになったことから、病的賭博者(pathological gambler、以下PG)が増加している傾向にある(Campbell & Lester, 1999)。また、昨今のわが国のギャンブル奨励ともとれる風潮から、わが国においてもPGについて十分注意を払う必要があると考える。本研究は、PGを識別する指標であるThe South Oaks Gambling Screen (以下、SOGS; Lesieur, 1987) を日本語に修正した修正版SOGS (斎藤, 1996) を使用し、病的賭博者が高い確率で存在していると考えられる群と大学生から無作為抽出した群に対して調査を行った。そして、得点の分布を調べること、修正SOGSの妥当性、信頼性について検討することを目的として行った。

プログラムに戻る